第13回ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議と第11回ASEANと中日韓(10+3)首脳会議、それに中国とASEAN(10+1)首脳会議が20日、シンガポールで開催されました。中国の温家宝首相はこれらの会議に出席し、中国と東アジアの協力を強化する見解を述べました。
第13回ASEAN首脳会議で、ASEAN10ヶ国は「ASEAN憲章」に調印し、ASEANの戦略目標や、原則、地位、機構などについて明確に定めました。これはASEANが成立して40年、初の法的拘束力の持つ文書です。
また、第11回ASEANと中日韓首脳会議で、温家宝首相は中国がこの枠組みによる協力を深め、強化する見解を述べました。会議は東アジア協力に関する共同声明や協力計画を採択しましたが、この中では、ASEANのこの地域における主導的な役割を強調すると共に、東アジア諸国が政治、安全保障、経済金融、エネルギー、持続可能な発展、社会、文化などの分野で全面的な協力を行うことを明らかにしました。
さらに、中国とASEANの首脳会議で、温家宝首相は「中国はASEANとの政治的相互信頼を強め、経済貿易の協力に力を入れると共に、社会、文化面での交流を拡大し、人的往来を促していきたい」と述べた上で、「中国は引き続きASEANの一体化建設を支持し、ASEANがこの地域で主導的な役割を果たすことを支持する」と重ねて表明しました。(11/20 翻訳者:Lin)
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