イランのアフマディ・ネジャド大統領は13日、テヘランの大統領官邸で中国の楊潔チ外相と会談しました。
楊潔チ外相はその中で、「中国はイランとの友好関係を重視している。平和共存五原則を踏まえて、両国関係の長期的で安定した発展を推し進め、両国人民により多くの利益をもたらすことを願っている」と述べました。
アフマディ・ネジャド大統領は、「イランは中国との長期的な友好協力関係の発展に取り組んでいる。今後も双方の交流を強め、各分野における協力を行っていきたい」と述べました。
イラン核問題について、楊潔チ外相は、「中国はイランが核エネルギーの平和利用の権利を持っていると考えている。イランが核兵器開発の意向がないと何度も表明し、IAEA・国際原子力機関と協力していることを評価している」と述べると共に、「中国は国際的核拡散防止条約の枠組みの維持を主張し、イラン核問題の外交ルートによる平和的な解決を支持する」との態度を表明しました。
これに対して、アフマディ・ネジャド大統領は、「イランは現在IAEAと仲良く協力している。今後、EUと積極的に接触すると共に、中国や他の各国と引き続き交流を保っていきたい」と述べました。(翻訳:周莉)
|