新華通信社が12日発表した文書によりますと、科学発展観の核心は人間本位です。
中国共産党は第17回全国代表大会の活動報告で、科学発展観の核心は人間本位だと指摘しました。人間本位は、中国共産党が第16回全国代表大会以降、強調し続けている重要な思想であり、基本的な要求です。人間本位が科学発展観の核心となるのに次の三つの理由があります。
まず、人間本位は歴史唯物主義の基本原則の一つです。マルクス主義は、人類社会の発展の規律を科学的に説明するとき、民衆が歴史を作るという規律を明らかにしました。また、民衆が社会の発展を推し進める決定的な力だと強調しました。
第二に、人間本位は、中国共産党の根本的な主旨と行政理念を具現化したものです。科学発展観の中で強調された人間本位は、中国共産党が全身全霊を込めて国民に奉仕するという主旨や、公のために立党する、国民のために政治を行うという本質に一致しており、中国共産党が提出する、最も広い範囲で国民の根本的な利益を終始、代表するということにも一致しています。
第三に、人間本位は、科学発展観の中の一連の基本的な問題に対しても全面的に回答しました。誰のために発展するか、誰によって発展するか、発展の成果はいかに配分するかといったことは、いかなる発展観であろうと、必ず回答し、解決しなければならない基本的な問題です。(翻訳:任春生)
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