ロシアで1年にわたって行われた「中国年」の活動が6日、幕を閉じました。これにより、2年間にわたる中ロ国家年活動は円満に終了したことになります。この日、中国の温家宝首相とロシアのズブコフ首相はモスクワのクレムリン大会宮殿で行われた「中国年」閉幕式に出席しました。
6日、真冬の寒さの中、モスクワのクレムリン大会宮殿は熱烈な友好ムードに包まれました。夜7時ごろ、中国の温家宝首相とロシアのズブコフ首相は「中国年」の閉幕式に出席するため、大会宮殿に姿を見せました。
温家宝首相は挨拶に立ち、「『国家年』活動は中国とロシアの友情を深め、各分野における両国の互恵協力を促進した。両国の政治信頼と実務的な協力レベルを向上させるという目標は達成された」と述べました。
温家宝首相はまた、「中ロ『国家年』活動は両国人民の世代友好を促し、中ロの戦略的な協力パートナーシップを新たな段階に推し進める重要なものであった。また、中ロ関係の史上における最初の試みでもあった。両国は最大の隣国であり、利害が一致した戦略的な協力パートナーでもある。両国の戦略的な協力パートナーシップや善隣友好、互恵協力を強化させることは、両国そして両国人民の共通の願いだ。『中ロ国家年』の活動は終わったが、友好的に付き合い、手を携えて共に前進するという精神は世世代代続いていくだろう。また、それによって切り開かれた両国の新たな協力方式は、中ロ関係における貴重な財産となるだろう」と述べました。
さらに、温家宝首相はその挨拶で、有名な文学者ユーゴーの言葉を引用して、中ロ関係の未来に対する希望を述べました。
「親善は幸福をもたらし、文明は調和をもたらす。協力は発展を促進する。我々両国人民は手を携えて、心から信頼し合い、団結して、中ロ善隣友好協力関係の麗しい未来を共に切り開いていこう」
また、ズブコフ首相も 「『国家年』活動は中ロ両国の恒久な歴史における輝かし1ページを開いた。今日の閉幕式によって、この歴史的な1ページを閉じることになるが、それはまた、両国関係におけるより輝かしい新たな1ページが開くことになるだろう」と 挨拶を述べました。
閉幕式の後、温家宝首相とズブコフ首相は両国各界からの出席者5000人余りとともに、中国交響楽団による音楽会を楽しみました。
「中ロ国家年」は両国元首の共同提案によるものです。統計によりますと、国家年の期間中、双方は政治や経済貿易、文化など500項目に及ぶ内容豊かなイベントを行ったということです。 ( 翻訳:董燕華)
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