2007年度中国国際工業博覧会が6日から、上海で開催されています。中国共産党上海市委員会のユ正声書記が開幕式に出席し、曾培炎副首相が祝電を送りました。
曾副首相はその祝電で「中国が開催した国際工業博覧会は、これまで中国の科学技術の革新や海外の工業分野との交流と協力を促し、中国の工業企業の海外進出に大きく役立ってきた。今後、この博覧会が、より充実したものとなり、そのレベルも高まり、経済の発展様式の転換と国民経済のさらなる成長によりよく貢献していくよう期待している」と述べました。
また、今回博覧会に出席した魏建国商務次官は開幕式で挨拶し、「中国はWTO(世界貿易機構)に加盟して以来、貿易大国と生産大国の地位はすでに確立され、その革新の成果は世界経済の成長にも役割を果たした。今後は、互恵の共栄を踏まえた国際化という方針に基づき、先進的な技術と設備の導入を増やしていく。更に国内企業の海外での生産型企業と研究開発機構の設置を奨励し、国内企業の多国間技術連盟への参加や海外の技術資源の効果的な利用などを通じて、ハイテク産業が生み出す利益を獲得するよう期待している」と述べました。
なお、中国国際工業博覧会は、国家発展改革委員会、商務省と上海市政府の共同主催によるもので、今回博覧会の開幕式には、海外企業の中国駐在商務担当代表、内外の関連協会の責任者と内外企業の代表約2,000人が参加しました(翻訳 王秀閣)
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