国務院台湾事務弁公室経済局の徐莽・局長はこのほど、記者の特別取材に対し、「20年にわたる台湾海峡両岸(大陸部・台湾)同胞の共同努力のもと、両岸の経済の交流・協力は顕著な業績を得た。台湾企業による大陸部での投資と両岸貿易はかなりの規模に達しており、両岸の経済・貿易交流は日ごとに盛んになっている。両岸の関係がほぼ断絶状態だった20年前と比べ、両岸の経済・文化の交流・協力は全く新しい様相を見せている」と語った。徐局長の談話内容は次の通り。
商務部の統計データによると、台湾企業による大陸部への投資額は、1989年から2006年までの17年間で累計で140数倍増加した。大陸部が認可した台湾企業による投資プロジェクト件数は2007年9月末の時点で7万4327件、台湾企業による投資額(実行ベース)は450億4千万ドル。大陸部は台湾にとって対外投資の最大目的地域となった。
両岸の貿易規模も急速に拡大している。大陸部は台湾にとって最大の輸出市場かつ貿易黒字相手先となった。両岸の間接貿易総額は2007年9月末の時点で6933億ドル、このうち大陸部の台湾向け輸出額は1196億ドル、台湾の大陸部向け輸出額は5737億ドルで、台湾の大陸部向け貿易黒字額は4541億ドルに達した。
両岸の農業交流・協力を促進する目的で、大陸部は2005年から台湾原産の果物、野菜、水産物30種以上の輸入に対するゼロ関税措置を実施、台湾で販売不調な豊作果物の緊急輸入も3回行った。また、大陸部の関係各方面は、台湾資本企業への資金提供支援を積極的に実施、台湾金融機関の大陸部での業務拡張をサポート、台湾資本企業の大陸部株式市場での上場を奨励している。「人民網日本語版」
|