第4回中国・ASEAN博覧会、ビジネス投資サミットが31日まで中国南部の都市・南寧市で行われました。中国とASEAN諸国の共同の努力によって、今回の博覧会とビジネスサミットは大きな成功を収め、参加者の高い評価を得ました。
第4回中国・ASEAN博覧会、ビジネス投資サミットは28日から31日まで南寧市で開催されました。運営側の担当者、広西チワン族自治区の副主席・李金早さんはこの会議について、「今回の博覧会とビジネス投資サミットは貿易面での成果、全体レベル、そしてに活動の影響力などいずれもこれまでの3回を越えている。中国・ASEANの貿易協力を着実に推進している」と述べました。
この活動では、各国政府が政府間フォーラムを通じて、幅広い分野で合意し、著しい成果をあげました。また、中国とASEANのさまざまな分野の閣僚級会議も行われ、双方が港同士の協力を進める「南寧合意」、品質検査における協力を目指す「南寧共同宣言」、貧困撲滅問題に関する「南寧提議書」を発表しました。
今回の博覧会に参加した企業は1900社に達し、参加者は35000人近くとなって、いずれも前回より大幅に増加しました。また、成約高は10月31日までに14億2000万ドルになり、去年より12パーセント増えました。この他、国際経済協力プロジェクトの調印数は182に達し、投資額も前回より5.3パーセント多い、61億5400万ドルとなりました。
各国代表は今回の会議の成功を高く評価しました。カンボジアのチャム・プラシット商務相は、「今回の博覧会はこれまでのどの回より成功したと思う。多くの企業がこの展覧会に参加したが、そのうち、ASEANからの企業が非常に多いそうだ。カンボジア企業だけでも60の展示コーナーを設けた」と述べました。
ASEANのニコラス副事務局長は「今年は、博覧会の規模そして影響力ともに大きく拡大した」と述べ、また「この活動は今年、中国とASEANの間の重要なビジネス交流活動の一つである。貿易と投資の成長を促すだけでなく、国民間の交流と理解も深めた。この活動は三つの面で成果をあげた。まず、参加企業の数が大いに増えたこと。第2は港の発展と食品安全が今回の重要テーマとなったこと。そして、このサミットが中国ASEAN自由貿易区を強化する面で重要な役割を果たしたことだ」と述べました。
なお、第5回は来年の10月20日から23日まで同じく南寧市で開かれる予定です。
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