第62回国連総会は30日、キューバに対する46年間に及ぶ経済封鎖をできるだけ早く終結するようアメリカに呼びかける決議を圧倒的多数で採択しました。国連総会が、こうした内容の決議を採択したのは、今回で16回連続となります。
この決議は「アメリカは、国連の一連の決議を無視して、長い間キューバの経済や商取引および金融に対する封鎖をさらに強化したり、延長したりする措置を講じてきた。その結果、キューバ人民に好ましくない影響をもたらした」と指摘した上で、『国連憲章』を遵守し、段階的にこうした措置を撤廃するよう、アメリカに求めています。
総会の席上、中国の国連駐在副代表である劉振民氏は「アメリカがキューバに対する経済封鎖をできるだけ早く終結し、対立を対話に、封鎖と制裁を接触と交流に切り替えることを期待している」と述べました。
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