イラクのタラバニ大統領、マリキ首相、ジバリ外相は23日、イラクを訪問中のトルコのアリ・ババジャン外相とそれぞれ会談し、両国の協力によるクルド人武装勢力攻撃問題を討議しました。
会談でタラバニ大統領とマリキ首相はいずれも、「テロリズム取締りにおけるトルコの努力を支持し、クルド人武装勢力がイラクにいることを許さない」と強調しました。マリキ首相はまた、「イラク政府は、トルコのクルド労働者党のイラクにある事務所を閉鎖し、その武装勢力を国外に追い払うことを決めた」と述べました。
また、ジバリ首相も、「イラク北部に展開しているクルド人武装勢力をトルコが攻撃することにイラクは積極的に協力する」と述べました。
これに対して、ババジャン外相は、「クルド労働者党を含むいかなる組織によるトルコ・イラク関係の破壊をゆるさない。トルコは、外交手段を通じて両国の国境危機を解決するよう希望する」と述べました。(翻訳:玉華)
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