世界と中国の今後のエネルギー発展に関する2つの報告が22日、発表された。一つは国際科学アカデミー「インターアカデミーカウンシル」(IAC)がまとめた「未来の道:持続可能なエネルギーに向かって」、もう一つは中国科学院(科学アカデミー、CAS)による「挑戦に対面??持続可能なエネルギーシステムの構築」だ。両報告書が相次ぎ発表されたことは、エネルギー発展における中国と世界との密接な結びつきを示している。
CASはエネルギー、環境、気候、科学技術政策など各分野の国内の専門家を動員し、これまでの知識革新プロジェクトの研究成果や関連機関のレファレンスプロジェクトなどを土台にして同報告を作成した。
CAS報告はさまざまな目標を提起する。短期的な目標としては、2020年をめどに省エネやクリーンエネルギーの技術を重点的に発展させ、エネルギーの利用効率を高めることを掲げる。中期的な目標としては、2030年前後をめどに原子力エネルギーや非水力の再生可能エネルギーを重点的に推進し、主要エネルギーへと発展させることを挙げる。長期的な目標としては、2050年をめどに国内の持続可能なエネルギーシステムを構築し、国内経済社会の持続的発展におけるエネルギー需要を基本的に満たすとともに、全体的なエネルギー供給構造において化石燃料への依存度を60%以下に引き下げ、再生可能エネルギーや原子力エネルギーを主要エネルギーにすることを提起する。
「人民網日本語版」
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