ロシアのタス通信は14日の報道で、10月下旬の日本訪問を前に、ロシアのラブロフ外相はこのほど日本共同通信のインタビューに答えた際、「ロシアは軍事的な優位性の強化を目的とする日米間のミサイル防御システムの構築に反対し、この分野における日米の協力に注目している」と述べました。
ラブロフ外相は、「日米両国の共同によるミサイル防御システムの構築計画はこの地域及び世界範囲内の軍備競争を引き起こし、世界の戦略的安定の基盤に影響し、この分野における予期できない要素の拡大を招く可能性がある。日米の同盟関係には新たな発展の勢いが見られた。これはロシアの疑惑を招いている。ロシアは、日米協力は第3国を標的としてはならず、地域の安全を維持する各国や団体との努力に一致しなければならないと主張してきた」と述べました。ラブロフ外相は更に「ロシアは日本が朝鮮のミサイルによる恐喝に憂慮していることを理解している。しかし、政治的な外交手段を通じて、解決方法を見出すにことが日朝関係正常化を実現する上でより効果的なものとなっている。朝鮮半島核問題をめぐる6カ国協議の進展は、この点でよい証となっている」と述べました。(翻訳:董燕華)
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