国家気象局は10日、国際災害対策に関する約束を果たし、アジア太平洋各国の地球観測活動を支援するため、衛星「風雲」による地球観測データを同日よりアジア太平洋地域の17カ国に提供すると発表した。
同局と地球観測に関する政府間会合(GEO)の共催による「アジア太平洋地域における全球地球観測システム(GEOSS)データ共有シンポジウム」において、朝鮮・キルギス・ラオスなどアジア太平洋地域の11カ国に「風雲衛星データ放送システム」のユーザー端末を寄贈した。
同システムの国内での業務運営は05年に始まり、衛星9基によるデータを毎日放送。気象・水利・農業など130以上の企業・機関に23GBのデータを提供、天気予報・気候予測・災害観測・環境リモートセンシングなどの分野で莫大な経済的・社会的効果を生んでいる。今年からCウェーブバンドに切り替えたことで、衛星信号のカバー範囲がアジア太平洋地域全体に拡大。全球地球観測データ共有システムを構成する地域システムとなっている。
「人民網日本語版」
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