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中国農業部の担当者は9日、中国は南極海洋生物資源保存委員会のメンバー国になっている。同委は「南極条約」枠下の海洋生物資源管理の唯一の多国間機関だ。
これから、中国は責任感のある態度で南極の海洋生物資源を開発、合理的に利用し、それを中国漁業経済の有機的な一部にする一方、ほかのメンバーとともに南極の海洋生物資源の持続的な利用を促すという。
南極の海洋生物資源は豊富で、ナンキョクオキアミと市場価値のきわめて高いマゼランアイナメ、トリカジカなどの漁業資源が多くある。南極海洋生物資源を保護し、合理的に利用するために、オーストラリア、ニュージーランド、米国などは1980年5月20日に「南極の海洋生物資源の保存に関する条約」を採択し、1982年4月7日に成立、委員会秘書課はオーストラリアタスマニア州都のホバートに置かれている。
中国は昨年10月に「南極の海洋生物資源の保存に関する条約」に参加し、今年8月2日に同委のメンバー国になっている。(新華社)
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