ニューヨークで第62回国連総会の一般討論演説に出席している中国の楊潔チ外相は29日、日本の高村正彦外相と会談を行なった際「日本側は約束を守り、台湾問題を適切に処理するよう希望する」と述べました。
日本が台湾の国連加盟を支持しないことについて、楊潔チ外相はこれを高く評価した上で、「日本は地域の平和と安定や両国の利益から考えて、約束を守り、台湾問題を適切に処理するよう」希望しました。また、楊外相は「双方が指導者の相互訪問や文化、スポーツなどの分野の交流と協力を続けて、両国関係の改善と発展に努力する必要がある」と述べました。
これに対して高村外相は、「日本政府は日中の戦略的な互恵関係を重視し、両国関係の更なる改善のために、双方が指導者の交流を継続するよう希望する。日本が日中共同声明で表した台湾問題に関する立場はいささかも変っていない。日本は台湾の国連加盟を支持しない」との意向を明らかにしました。
楊潔チ外相はまたイギリスのミリバンド外相とも会談を行ないました。双方は両国関係、中国とヨーロッパ関係、イラン核問題、スーダンのダルフール問題、国際情勢、及びミャンマーの情勢などについて意見を交わしました。(09/30 翻訳:Yin)
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