アメリカのブッシュ大統領は27日、ホワイトハウスで、中国の楊潔チ外相と会見し、双方は両国関係、及び共に関心を寄せる問題について意見を交わしました。
ブッシュ大統領は席上「米中両国の指導者が頻繁に会談を行ない、二国間関係や国際問題と地域問題について意見を交わすことは重要な意義がある。双方が引き続き意志の疎通を保ち、共同で両国関係を推し進めていくよう希望する」と述べました。
楊潔チ外相は「今月のはじめ、胡錦涛主席とブッシュ大統領とのシドニーでの会談は、両国関係の次の段階における方向性を明らかにし、これに新しい原動力を注いだ」と述べました
楊潔チ外相は更に、台湾問題における中国政府の立場を表明し、台湾当局の画策する「国連加盟のための住民投票」と「台湾独立」の本質を暴いた後、アメリカ側が台湾問題を正しく処理し、中国側と共に台湾海峡情勢の平和と安定、中米間の共同の利益を守っていくよう求めました。
これに対して、ブッシュ大統領は、一つの中国との政策を堅持し、台湾海峡の現状を一方的に変えることに反対するとのアメリカ側の立場を改めて強調しました。
また、双方は朝鮮半島の核問題、気候変動問題及びミャンマー情勢について意見を交わしました。
なお、楊潔チ外相は、ライス国務長官の招きを受け、気候変動とエネルギー安全に関する主要国会議に出席するため、アメリカを訪問したもので、これまでにポールソン財務長官、ハドリー国家安全保障担当大統領補佐官と会談を行なっています。(09/28 翻訳:Yin)
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