中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
北京首都空港拡張工事、最終段階に入る
   2007-09-26 16:47:40    cri
 3年あまりを経て、中国の北京首都国際空港の拡張工事がついに、最終段階に入りました。拡張工事が完成すれば、首都空港は、年間8000万人の旅客が利用する国際ハブ空港に生まれ変わる予定です。また、2008年北京オリンピックの際は、よりよいサービスの提供が期待されています。

 北京首都国際空港は、中国トップクラスの国際空港の一つです。現在2本の平行滑走路と2つのターミナルがあり、年間旅客取扱量は延べ3500万人です。しかしここ数年、首都空港の利用者数が急増していることから、2008年北京オリンピックを前に、2004年8月から拡張工事を行われていました。

 首都空港拡張工事指揮本部の総指揮である朱静遠チーフデザイナーは、「工事が完成すれば、1年に旅客取扱量は凡そ8000万人に達する見込みだ。世界でもトップレベルの空港となるだろう。拡張工事は年末に完成する予定だ」と述べました。

 新しいターミナルの敷地面積は90万平方メートルで、駐機場が13箇所増設されます。さらに、長さ3800メートル、幅60メートルの新しい滑走路も作られます。今回の拡張工事は、規模が大きいだけでなく、国際的な先進技術を導入しています。

 また、どの空港でも、旅客が荷物を持って空港内を移動しなければ、不便さは共通の問題です。この問題を解決するため、首都空港でも、荷物速達システムと安全情報システムを導入しました。

 朱静遠チーフデザイナーは、「新しいターミナルは非常に広いため、快速輸送システムなどを導入した。また、乗り換え客のため、エレベーターやエスカレーターを設置した。このほか、各方面で、工夫を凝らしている。例えば、障害者に配慮して、トイレは全部、男女共用にした。介護者が異性の場合、トイレが男女別だと、非常に不便だからである」と話しました。

 また、新しいターミナルには、祈祷室が2箇所設けられ、この中で祈祷を行うことができます。こうした設備は、中国の空港では初めてです。北京首都空港株式有限公司ターミナル東区管理部の責任者・韋華偉さんは、「従来のターミナルには、祈祷室はなかった。しかし、祈祷の時間になると、必ずある方向に向かって祈らなければならない宗教もある。私たちはこれを考慮して、3号ターミナルに祈祷室を完備した。祈祷室には、絨毯や聖水など、祈祷の際、必要な物品が用意されている」と語りました。

  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |