中国商務部の薄熙来部長は25日、中国は対外貿易においてバランスのとれた発展を推進し、開放的な大市場を有する国として、世界各国から更に多くの製品を輸入していく予定だと述べた。昨年は8千億ドル近くだった中国の輸入額は、2010年には1兆ドル前後になる見込み。「中国新聞網」が伝えた。
商務部ウェブサイトによると、25日に開かれた商務部と上海市人民政府の共同主催による「中国(上海)国際海外仕入れ大会(逆見本市)」の開幕式には薄熙来商務部長も参加し、展示会を見学した。
薄熙来部長は「海外からの仕入れは、経済のグローバル化と情報化の波の中で起こる国際貿易の一種の新しい形式であり、日増しに重視されている。この国際海外仕入れ大会が世界中のバイヤーとサプライヤーにビジネスの機会を与える場であるよう願う」と述べている。
薄熙来部長はまた、海外からの仕入れ業者に対し次のように述べている。
「中国は責任のある貿易大国として、製品の品質問題を非常に重視しており、世界中の貿易相手や幅広い消費者に高品質の製品を提供し続けていく。中国製品が世界中で販売されているということは、これは中国製品が市場競争力を高めた結果であり、世界中の産業構造と消費構造が決定したことだ。中国の輸出製品の品質は改善を続けており、今後は更によくなるだろう。数多くの著名な海外の仕入れ業者が中国に集まることから、品質問題を理性的に考えている輸入会社は中国製品の品質に対し十分な信用を置いていることが分かる。」
「人民網日本語版」
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