フランスを訪問中の中国の名高いチベット学専門家であるチュブ・ジニンタジェ氏は、21日、パリで、「チベット文化は中華民族の優れた伝統文化である。チベット文化に対しては、保護が必要だが、発展推進もより必要だ」と訴えました。
チュブ・ジニンタジェ氏はこの日、中国チベット学専門家活仏代表団のメンバーと共に、パリ東洋言語学院チベット語学部の教師や大学生と懇談しました。2時間半にわたって行われた懇談会で、チュブ・ジニンタジェ氏は、「もし継承がなければ、チベット文化は消滅してしまう。もし発展と革新がなければ、チベット文化は停滞してしまう」と指摘した上で、「中国の中央政府とチベット自治区政府はあわせて7億元あまりの資金を投じて、自治区内にある1700あまりの寺院の修繕と保護に充てている。同時に、多くのチベット族の伝統文化保護にも取り組んでいる」と述べました。
代表団のもう一人の専門家劉洪記氏は、「毎年チベット自治区で出版されるチベット語の図書は100種類を上回り、発行部数は400万冊を超えている。また、中央政府は、チベットや青海の衛星テレビ事業のため数十億元を投じた。これらテレビはいずれもチベット語で放送している」と強調しました。(翻訳 朱丹陽)
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