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米中露各専門家チーム 朝鮮訪問を開始
   2007-09-12 16:24:00    cri

 朝鮮の招請に応じ、アメリカ、中国、ロシア3カ国の核専門家チームが11日、ピョンヤン入りしました。

 15日までの訪問で、専門家チームは朝鮮の核施設を視察し、無能力化に関する技術問題を話し合います。

 調査の結果は次回6カ国協議で報告され、核施設無能力化の"ロードマップ"を作成する上で参考となると見られています。

 また、今回の専門家チームは9人で、アメリカ国務省朝鮮部のキム・ソン部長が代表を務めます。

 今回の核専門家朝鮮訪問は、今月初旬ジュネーブで開かれたアメリカと朝鮮の国交正常化作業部会で合意されたものです。

 今回の作業部会で朝鮮は年末までの核施設無能力化を約束しました。

一方で、アメリカは政治的・経済的対価を与え、朝鮮に対するテロ支援国の指定を解除するとの意向を示しました。

 今年に入って、アメリカと朝鮮は頻繁な接触を行ってきました。

 この接触は大きな進展を収め、核問題をめぐる6カ国協議を推進しました。

 マカオの銀行バンコ・デルタ・アジアに凍結された朝鮮資金の送金問題が解決された後、7月、朝鮮は「行動対行動」の原則に基づき、ユンビョンの核施設を閉鎖しました。

 今回の核専門家チームは板門店から陸路で朝鮮入りしました。

 これについて世論は「朝鮮はアメリカに友好のシグナルを出した」としています。

 また、韓国メディアは「専門家チームを率いるアメリカのキム・ソン国務省朝鮮部長は6カ国協議に参加しており、今年6月には首席代表のヒル国務次官補に随行して朝鮮を訪問した。今回の核専門家チーム朝鮮訪問でキム・ソン朝鮮部長はテロ支援国の指定解除をめぐり、ピョンヤンで朝鮮側と協議を行うだろう」と推測しています。

 シドニーで開かれたAPEC・アジア太平洋経済協力会議非公式首脳会議で7日、ブッシュ大統領と盧武鉉大統領が会談を行いました。

 その中で、ブッシュ大統領は「検証可能な非核化措置が誠実に履行された場合は朝鮮戦争を終結させる平和協定を締結する」との姿勢を示しました。

 11日、盧武鉉大統領は「今回ピョンヤンで開かれる南北首脳会談では朝鮮戦争休戦協定を恒久的な平和協定に転換することが核心議題である。核問題の解決は進展しており、次は平和実現だ」と明らかにしました。(ジョウ)

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