中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
中国造船業、革新に努め
   2007-08-24 16:42:44    cri

 国際的な造船・海運業分析機関であるイギリスのクラークソン研究所がこのほど明らかにしたところによりますと、今年の6月末までに、中国造船企業の受注量は世界第2位になったということです。関係者は「独自の知的所有権持つ船舶を設計することは、中国船舶工業の国際競争力を向上させる主な手段だ」と述べました。  

 上海外高橋造船公司のエンジニア陶頴さんは、「ケープサイズ・バルクキャリアーは伝統的な船型だ。我々はこの船舶の燃料タンク系統に新しい技術を取り入れ、ユーザに歓迎されている」として、次のように述べました。

 「これまで、この船の燃料タンクは船体の下にあり、座礁した場合、燃料が漏れやすかった。我々は燃料タンクを甲板上の高いところに移した」

 陶頴さんはまた、「このほど、我が社が建造した積載量30万トンのタンカーをユーザに交付した。建造費が2億4000万ドルの「海上の石油城」と呼ばれるこのタンカーは、海上で採掘された原油を直接に粗加工することが出来る。現在、このようなタンカーは世界で3隻しかない。今回、中国が初めて、独自でこのタンカーを設計し、建造した。これによって、設立して5年も経たない上海外高橋船舶公司は世界十大造船所の仲間入りをした」と語りました。

 去年、中国が建造した船舶の積載量は1400万トン以上に達し、一昨年の同じ時期より20%増加しました。現在、中国が受注している30万トン級大型タンカーは世界の三分の1を占めています。また、世界でも先進的な大型コンテナ船の設計を完成すると共に、様ざまな形の海洋石油採掘プラットフォームの設計でも成果を上げています。

 現在、中国の船舶工業は集団化を目指し、力を結集して、渤海湾、長江の河口、珠江の河口の3大造船基地の建設に努めています。中国国防科学技術工業委員会船舶管理弁公室の責任者張相木さんは2010年までの発展計画について「我々の目標は、先進的な造船力や独自の技術革新力を向上させ、5社前後の造船企業を世界十大造船企業の中に入れ、20社以上を50の大手造船企業に入れることを目指している」と述べました。

 中国初の造船業加入標準である「船舶生産企業生産条件基本要求、評価方法」は、10月1日から実施されます。専門家は「この標準は中国の船舶生産企業の規範化を促し、船舶工業のレベルを向上させていくだろう」と見ています。

 (翻訳:董燕華)

  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |