中国の内蒙古自治区成立60周年にちなんで、中央政府の代表団が10日と11日、内蒙古の各地を視察しました。地元の住民に対して祝賀の意を表した上で、「自治区成立60周年を新しいスタートに、ゆとりのある社会の建設に向けて新たな成果をあげるよう」呼びかけました。
このうち、中国の曾慶紅副主席は第1代表団を率いて、内蒙古の最も西部にあるアラシャン地区を訪れました。
曾慶紅副主席は、地元政府に対して、「科学的発展観を確実に実施し、エネルギーや資源の節約、および環境保護に力を入れていくこと。また、人と自然の調和の取れた付き合いを実現させ、内蒙古の特色のある、しかも適切で速い発展の道を歩んでいくこと」に期待を示しました。
曾慶紅副主席らはその後、蒙古族の伝統的なお祭り「ナーダム」に参加しました。
内蒙古自治区のアラシャン地区は、内蒙古でも最も広くて、人口が少なく、しかも資源が豊かな地域です。ここでは、中国の有人宇宙船「神舟5号」と「神舟6号」の打ち上げが行われました。(翻訳:鵬)
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