アメリカのブッシュ大統領は9日、パキスタンはアフガニスタンとの国境地帯で活動している不法武装勢力や極端な勢力との戦いにおいて、勝利を収める能力があるとの考えを述べました。
ブッシュ大統領はこの日、ホワイトハウスで行なわれた記者会見で「アメリカとパキスタン政府は、残されているアル・カイダ組織とタリバン勢力に対する協力した取り締まりついて、交渉し続けている。パキスタン側はこうしたテロ組織の情報を把握した後、迅速に行動に出るよう」との要望を示しました。ただ、パキスタンの許可を得ていない状況下で、テロ組織を取り締まるために、パキスタンに軍隊を派遣する可能性があるかどうかについては、コメントしませんでした。
別の報道によりますと、アメリカのライス国務長官が8日夜、パキスタン情勢などについて、ムシャラフ大統領と電話会談をしたということです。これについて、アメリカ側は「とても雰囲気のいい会談だった」と明らかにしたものの、具体的な内容については、何も触れませんでした。
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