アメリカ下院外交委員会のラントス委員長は3日、アメリカとインドが先月最終合意した民生用原子力協力協定を採択する前に、アメリカ議会は各条項を真剣に審議する考えを示しました。
この中で、ラントス委員長は「インドと合意したこの協力協定はまず、アメリカの外交政策と一致しなければならない。すなわち、核拡散の防止という目標を達成すべきだ」と指摘しました。
同じく3日、インド外務省は先に最終合意した米国との民生用原子力協力協定の詳細を公表しました。協定は、インドによる核燃料の戦略備蓄をアメリカが支援する用意があることを明記するほか、インドがその廃棄物に対する加工を許可し、軍事面の核開発計画も妨害と干渉をしないなどの内容が盛り込まれています。
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