十年余りの時間をかけて、福建省上杭県図書館は福建、広東、貴州、台湾など、「客家」(漢族の一系)の族譜・家系図・文書・契約書などを収集しました。現在、115の姓氏の約1600部の史料を収蔵しています。今回の収集は国内と海外の「客家」の移転の歴史研究や、中国大陸と台湾の「客家」の血縁関係の研究に、貴重な史料となりました。
厳雅英館長によりますと、「客家」は八つに分かれた漢族の一つで、上杭県がある閩西地域は、「客家」の最も重要な発祥地だということです。図書館は、1993年から台湾の著名な学者の協力によって、その学者の原籍を探した事をきっかけに、「客家」の系譜収集を始めました。(翻訳:劉小鴎)
|