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タリバンに拉致された韓国人人質、危険な境遇に
   2007-07-26 14:15:48    cri
 アフガニスタン中部のガズニ州の警察当局が25日確認したところによりますと、先週タリバン武装勢力に拉致された23人の韓国人人質のうち、一人がガズニ州道路脇で射殺されたということです。また、西側の外交官は、8人の人質が解放されたと明らかにしました。これら23人の人質についての報道はさまざまですが、確かなのは、彼らが非常に危険な状態にあるということです。

 報道によりますと、頭部と胸の数ヶ所に銃弾が撃ち込まれた人質の遺体がガズニ州道路際で発見されたということです。タリバンの報道官は「アフガニスタン政府が当組織の提出した人質交換の要求を満たさなかったため、タリバンは人質一人を射殺した」と述べました。

 西側外交官と韓国のマスコミによりますと、女性6人、男性2人のあわせて8人の人質が解放され、ガズニ州駐留米軍基地に移されたとのことです。しかし、この報道はアフガニスタン政府側の確認がありません。

 23人の人質は韓国キリスト教信者で、先週バスに乗って、ガズニ州へいく途中でタリバンに拉致されました。報道によりますと、この23人はアフガニスタンの人々に援助を提供するため訪れたものです。18日、拉致事件発生後、タリバンはまず、アフガニスタンからの軍の撤退を韓国政府に要求しました。その後、また、アフガニスタン政府に拘束されたタリバンの人質と交換することを要求しました。この要求が満されなければ、人質をつぎつぎと殺害すると示しました。それから、タリバンは3回にわたって最終期限を延ばしました。最終期限は26日早朝までと設定されていました。

 事件発生後、韓国大使はアフガニスタン政府関係者に伴われて、直ちにガズニ州での救援活動に全力を挙げています。また、韓国政府は公使をアフガニスタンに派遣し対話による人質問題の解決を図っています。しかし、交渉が行き詰まった状態に陥ったことによって、23人の人質の安否が心配されています。現在、アフガニスタン政府と韓国側は人質の殺害をできるだけ避けるため、地元の部落の長老を通じて、タリバンと交渉をしています。そして、韓国は巨額の身代金を人質と交換するとの報道がありましたが、公式的には認められていません。一方、韓国外交通商省は現在、アフガニスタンに滞在する200人近いの韓国人にできるだけ早くアフガニスタンを離れるよう通告を出しました。韓国のノ・ムヒョン大統領は24日、人質問題に冷静に対処し、慎重に対応するよう国民に要望した上で、政府は救出に最大の努力を払うと約束しました。

 最近、アフガニスタン国内で、外国人人質拉致事件が絶えず発生していますが、大多数は記者や公共活動に従事する外国人です。韓国人人質事件発生後、アフガニスタン政府はカブールに滞在する外国人に対し、カブールを出るには、24時間前に政府に計画を提出し、許可を得ることを求めています。

 専門家は、拉致事件が頻発していることはアフガニスタンの治安状況が悪化しつつありことを物語っていると指摘しました。

 アフガニスタン駐留米軍の統計によりますと、今年に入ってからアフガニスタンの暴力活動は去年の同じ時期より倍以上増えたとのことです。(翻訳:董燕華)

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