公安部は北京で24日、国際協力の強化による知的財産権侵害事件の取締り、重大な国際犯罪の摘発に関する状況を報告した。
中国と米国は04年に「春天行動」を展開し、海賊版ディスクを国際販売していた米国籍の容疑者を逮捕。同じく05年には「越洋行動」を展開し、11カ国にも及ぶ、偽薬品を製造・販売していた犯罪グループを粉砕した。公安局と米連邦捜査局(FBI)は今月6~16日に合同捜査行動「夏至」を展開、海賊版ソフトを生産・販売していた大規模な国際犯罪2件の摘発に成功した。
中国と米国は今年3月、知的財産権の刑事法執行に関する作業部会を正式に設置した。公安部経済犯罪捜査局の高峰副局長は24日、「中国と米国のエンフォースメント当局間の協力は最も効果的なものだ。われわれは他の国に対しても一貫してオープンで積極的な姿勢を取っているが、残念なことに米国以外の国とはまだ効果的な協力が行われていない」と指摘した。
「人民網日本語版」
|