中国の楊潔チ外相は20日、北京で、国連エイズ合同計画(UNAIDS)のピオット事務局長と会談し、「国連エイズ合同計画と中国との協力強化を期待している」と述べました。

　楊潔チ外相はこの中で、エイズの予防や治療に対する中国側の見解を示し、中国と国連エイズ合同計画との協力関係を評価しました。また、国連エイズ合同計画が、エイズの蔓延を食い止め、全人類の命の安全や健康を確保する面で重要な役割を果たしていることを高く評価しました。その上で、「国連エイズ合同計画が、中国を含む発展途上国との協力を一層強化し、世界のエイズ対策での提唱者と指導者としての役割を引き続き果たしていくことを期待している」と述べました。

　これに対し、ピオット事務局長は、中国がエイズ対策で収めた成果を評価し、中国政府が国連エイズ合同計画を支援してきたことに感謝の意を示しました。その上で、「中国などの発展途上国とともに、全世界のエイズの防止や治療に努力していきたい」と語りました。(翻訳：鵬)