王隴徳衛生次官は17日北京で、「青少年のエイズ予防などの知識普及を強化することはエイズの抑制にとっては非常に必要だ」と述べました。
王隴徳次官は、「いま、エイズ感染者のうち90%は若者である。青少年に対して、健康を視点にした性教育を行うことはエイズ抑制では重要な手段といえる。しかし、中国では伝統的な考え方が後足を引っ張り、学校での性教育はなかなか実施できない状態で、これがエイズ抑制活動の展開にひどく影響している」と述べました。
去年、関係部門は青少年に対するエイズ抑制に関する教育プロジェクトをスタートさせ、またエイズの抑制と健康を視点にした性教育を学校で実施するよう検討しました。
これについて、国連合同エイズ計画(UNAIDS)のピーター・ピオット事務局長は、「健康を視点とした性教育を行うことは、危険な性行為や少女の妊娠を大いに減らし、生命健康と保健にとって非常に重要である」と強調しました。(翻訳:玉華)
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