中国は米国の食肉加工会社数社からの輸入停止を発表した。「東方早報」が伝えた。
中国国家質量監督検験検疫総局は13日、食肉加工の世界最大手・米Tyson Foods社の急凍家きん・肉類製品からサルモネラ菌が検出されたと発表。その他米6社の食品も汚染が確認されたという。
同局はCargill Meat Solutions、VanLuin Foodsの両社には7月5日から45日以内に、Thumph Foods社には7月13日から45日以内に是正措置を講じるよう要求。他の会社からの輸入はいずれも停止するが、停止期間は明らかにされていない。
同局はここ1カ月余り、米国産輸入食品の安全上の問題を何度も発表してきた。6月26日には基準値以上の細菌とカビが含まれていたとして、山東省と深センで米国産のオレンジ果肉と乾燥アプリコットを差し押さえた。同12日には、材木や生態資源を脅かすシロアリの一種が確認されたとして、米国産ピスタチオを廃棄処分。同8日には、米国産の保健食品3種と干しブドウ1種を不合格として差し押さえた。同局はこれらの食品から、中国の衛生基準値を上回る大腸菌、カビ、二酸化硫黄が検出されたとしている。「人民網日本語版」
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