日本の甘利明経済産業相は10日の閣議に、2007年「通商白書」を提出しました。「白書」は、「日本は、アメリカや欧州連合、東アジア諸国など主要な国や地域との自由貿易協定の締結を目指して交渉を加速する」ことを強調しています。
この「通商白書」では、「世界の主要国や経済組織の間では現在、自由貿易交渉が日増しに活発化している。日本は、アメリカや欧州連合を含む主要な国や地域との自由貿易協定とそのほかの経済協力協定の締結を重要な課題として検討していく」としています。
「白書」ではまた、東アジアの経済発展の重要性を強調し、「中国など東アジア諸国が、経済の急成長を保っていることにより、世界経済に対する影響力がますます高まっている。これを受けて日本は、経済が一体化した東アジア経済圏の構築を目指して、いち早く東アジア諸国と交渉すべきだ」と指摘しています。(翻訳:鵬)
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