対中輸出が4年前からストップしていた日本米が今月、中国市場に戻ってくる。6月29日に東京で開催された中国向け米輸出記念式典で関係者は、日本米第一弾は6月24日に横浜港から中国に向け出発、7月下旬に北京と上海の日系スーパーマーケットでまず販売されるとの見通しを明らかにした。「東方早報」が伝えた。
今回の日本米輸入の独占代理店となった中糧集団と日本の全国農業協同組合連合会(全農)は、同記念式典で、日本米輸入契約書第一号に署名した。
中糧集団によると、今回の中国向け輸出米の品種は、新潟県産の「コシヒカリ」と宮城県産の「ひとめぼれ」。今回の輸入米は計24トン、北京と上海が半分ずつ輸入し、総額は11万ドル。
日本のメディア報道によると、「コシヒカリ」と「ひとめぼれ」の中国での予想小売価格は1キロあたりそれぞれ1500円(約93元)と1400円(87元)で、国内の普通米の約20倍に相当する。上海国際問題研究所日本研究室の廉徳瑰・副主任は、「今回輸入する日本米が国内の米市場に深刻な影響を及ぼすことはありえない。輸入量が少ない上、価格は国産米の10ー30倍で、購入可能なのは、高所得者層と高級レストランだけだ」とコメントしている。(編集KM) 「人民網日本語版」
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