ウズベキスタンを訪問していたロシアのイワノフ第1副首相は4日、タシケントで「もし、ロシア側が示したミサイル防衛システム計画(MD)に関する新しい提案を、アメリカが拒否するならば、ロシアはポーランドと隣接する国境地帯のカリーニングラード州にミサイルを配備する可能性がある」との考えを示しました。
この中で、イワノフ第1副首相は「アメリカが東ヨーロッパに配備しようとするミサイル防衛システムに対して、ロシアの安全保障を前提とする有効な対応措置を考え出した。しかし、もし、アメリカ側がミサイル防衛システム計画について、ロシア側の提案を受け入れるならば、ロシアはこの計画を放棄する。また、そうならば、ロシアとアメリカとの関係も新たな段階に引き上げられ、『冷戦』問題が再び起きることはありえない」と強調しました。
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