国家発展改革委員会・環資司の関係者は4日、青島で、「中国ではすでに海水利用技術がほぼ成熟し、産業化に向けた発展の条件は備わっている」と語りました。
4日に開かれた海水淡水化に関するシンポジウムで伝えられたところによりますと、中国では逆浸透法、蒸留法など主要な海水淡水化技術の研究が大きく進展している。具体的な成果は以下の通りです。
1.独自技術に基づく低温高効率海水淡水化設備(3000立方メートル/日)の完成;
2.逆浸透法海水淡水化設備(5000立方メートル/日)の完成;
3.すでに稼動している海水淡水化設備は、規模にして約3万1000立法メートル/日;
4.海水直流冷却技術については、1万立法メートル/時クラスの設備が産業化モデル運用の段階に入っている。
なお、第11次5ヵ年規画(2006~2010年)期間における、中国の海水利用産業発展目標は以下の通り。
1.2010年までに、海水淡水化能力を80万ー100万立方メートル/日に引き上げる;
2.海水直接利用能力を、550億立方メートル/年まで引き上げる;
3.沿海地区水不足問題解決に向けた取り組みへの、海水利用事業の貢献率を20%前後まで引き上げる。(新華ネットより)
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