朝鮮核問題をめぐる6カ国協議のアメリカ首席代表のヒル国務次官補は23日、東京で、「アメリカは、寧辺(ニョンビョン)の核施設の稼動停止や封印が3週間以内に完了することを期待している」と述べました。同じ日、ロシア政府は、マカオの金融機関バンコ・デルタ・アジアで凍結されていた朝鮮の資金が、ロシアの極東商業銀行の口座に入金されたことを明らかにしました。
日本の時事通信によりますと、ヒル国務次官補は東京の羽田空港で記者の質問に答え、「朝鮮は、国際原子力機関の査察団と交渉した結果、寧辺の核施設の稼動停止や封印に合意した」と明らかにしました。また、「アメリカは、7月上旬に6カ国協議を再開させることを期待している」と述べました。
同じ日、朝鮮外務省の報道官は平壌(ピョンヤン)で、「アメリカとの会談は建設的なものだった。今後も、交渉を強化することで一致した」と述べました。
なお、ロシアのイタルタス通信は23日、マカオで凍結されていた朝鮮の資金が、ロシアの極東商業銀行の口座に入金されたことを明らかにしました。その後、ロシア外務省の報道官は、これを確認しました。(翻訳:鵬)
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