アメリカ国務省のマコーマック報道官は19日、台湾当局による「台湾」という名義での国連加入のための住民投票の実施にアメリカは反対であるとの姿勢を示しました。
マコーマック報道官はこの日の記者会見で、「台湾の指導者によるこのほどの住民投票の提案は、国際社会に対して再三約束したことと矛盾している。アメリカは台湾でこのような住民投票が行われることに反対する。アメリカは一方的に台湾の地位を変えようとするいかなる行動にも反対する。このような住民投票は台湾の国連における地位に実質的影響を及ぼすことはできず、台湾海峡地区の緊張情勢をエスカレートさせるだけだ」と述べ、住民投票を行わないよう台湾の指導者に呼びかけました。
マコーマック報道官はまた、「アメリカは台湾が適切な形で、主権国家の資格がなくても参加できる国際機構への加入を支持するが、『一つの中国の原則』を踏まえ、国連を含む主権国家だけが加入できる国際機構への台湾の参加は支持しない」との考えを示しました。(翻訳:周莉)
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