ブリュッセルで開かれた第22回中国とEU・欧州連合との経済貿易委員会が12日、終了しました。中国の薄熙来商務相と欧州委員会のマンデルソン委員は、双方の間の「パートナーシップと協力に関する協定」と「貿易と経済協力に関する協定」を改正する作業の開始や、知的所有権保護に関する協力などの議題について踏み込んだ意見を交わしました。
この中で、薄熙来商務相は、EUの中国に対する貿易赤字が増加している原因について、「中国は貿易の均衡を重視しており、貿易黒字をいたずらに求めることはしない。現在、中国に対するEUの貿易赤字の原因は、主に双方の貿易構造によるものだ」と指摘した上で、「EUが技術レベルの低い製品の生産を発展途上国に移転するに伴って、EU市場のこれらの製品への需要が伸びている。また、EUがかつて、日本、韓国、ASEAN・東南アジア諸国連合との間にあった貿易赤字が中国に移ってきている」と述べました。
このほか、薄熙来商務相は、知的所有権の保護を重視することは、中国の利益に適っているという中国の立場を表明しました。
(翻訳 朱丹陽)
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