国連とAU・アフリカ連合、それにスーダン政府の代表は11日、アディスアベバで共同声明を発表し、「スーダン政府は、ダルフール地区で平和維持活動にあたる国連とアフリカ連合の合同部隊の受け入れに同意した」と明らかにしました。
共同声明では、「アフリカ連合と国連が行った合同部隊の提案内容についての説明を受けて、スーダン政府は、この提案を受け入れた」ことを明らかにした後、紛争の関係者に対し、いち早く停戦することを要求しています。これと同時に声明は、ダルフール地区の政治プロセスを積極的に推進し、このプロセスにはすべての反政府武装組織も参加できるとしています。
これを受けて国連のモンタス報道官は11日、国連本部での記者会見で、「パン・ギムン事務総長は、スーダン政府が合同部隊の受け入れに同意したことを歓迎している」と述べました。また、「パンギムン事務総長は、関係者に対して、ダルフール問題の解決を目指して、即時かつ全面的に停戦し、関係各派が参加する政治プロセスを推進すべきだと強調した」と語りました。(翻訳:鵬)
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