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胡錦涛国家主席、「G8+5」主要国首脳会議に出席
   2007-06-06 15:26:03    cri
 中国の胡錦涛国家主席は6日北京を離れ、主要国首脳会議に出席するため、ドイツに向かいました。これに合わせ、胡錦涛主席はスウェーデンを公式訪問する予定です。これは、今年、重要な外交活動の一つです。中国外務省は「首脳間の外交を展開し、南北対話や発展途上国の交流、スウェーデンとの友好協力関係を強化することは、大きな意義がある」としています。

 G8は、先進国8カ国からなっていますが、中国やインドなどの経済的影響力が高まっていることを受け、2004年から、会議に発展途上国の指導者を招いています。胡錦涛国家主席はこれで4年連続して、G8と発展途上国との対話会合に出席しています。今回の対話会合について、中国の崔天凱外相補佐は「今年の対話は、世界経済、投資と社会責任、革新と知的所有権保護、気候変動などの議題をめぐって繰り広げられる予定だ。これは、国際情勢における重要な問題でもあれば、世界経済の安定、調和、それに持続可能な発展にかかわる問題でもある。先進国と発展途上国は、これら問題の解決に向けて手を取り合わなければならない」と述べました。

 今回の会合は、中国のほか、インド、ブラジル、南アフリカ、メキシコも招かれているため、「G8+5」とも呼ばれています。また、会合後の昼食会では、ナイジェリア、エジプト、アルジェリア、ガーナ、セルビアなどアフリカ諸国や、国連、世界銀行、国際通貨基金、経済協力開発機構、世界貿易機関など国際機関の代表が、ドーハ・ラウンドなどについて話し合うことになっています。

 現在、気候変動の問題が国際社会から注目を集めていることから、今回の会合では最も重要な議題の一つとなっています。これについて、国家発展改革委員会の馬凱主任は「地球温暖化は、紛れもない事実であり、生態環境や人類の生存・発展にマイナス影響を及ぼしている。また、気候変動の要因には、自然条件の要素もあれば、人間の活動、特に化石燃料による二酸化炭素の排出なども考えられる。すべての人類が共に立ち向かうべき課題なので、国際社会の協力が必要だ」と語りました。

 中国政府は、気候変動の問題を一貫して重視しており、一連の措置も取っています。これについて、崔天凱外相補佐は「中国の人口は世界の5分の1を占めている。中国政府はこの問題を非常に重視しており、責任感を持って問題解決に乗り出している。胡錦涛主席は、今回の会合で、気候変動についての中国政府の見解と主張を説明する予定だ」と述べました。

 なお、会合が終わった後、胡錦涛主席はカール16世グスタフ国王の招きに応じて、8日から10日にかけて、スウェーデンを公式訪問することになっています。これは、国交樹立して57年、中国の国家指導者による初めてのスウェーデン訪問となります。両国の関係史上においても、重大な意義があります。(翻訳:コオリ・ミン)

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