中国の専門家はこのほど、「2010年には、中国はGDP・国内総生産単位あたりのエネルギー消費を20%程度減らし、主要汚染物の排出量を10%削減するという目標を実現できる」と述べました。
中国社会科学院数量経済・技術経済研究所の斉建国副所長は3日、北京で、「省エネと汚染物の排出削減を目指して中国は、拘束力のある指標を設け、それを地方政府の実績を審査する際の要素に取り入れた」と述べました。また、「今後、エネルギーや水などの資源の価格をしだいに引き上げていく。これは、企業の省エネへの取り組みを奨励し、エネルギーと資源の利用率を高めることに役立つ」と述べました。
斉副所長はさらに、「これから、建設中の環境保護施設や汚水処理工場が順次に運営を始めることによって、中国の省エネと汚染物排出削減の成果はますます高まる」との見解を示しました。(翻訳:鵬)
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