国家発展改革委員会が30日に発表した報告書は、「鉄鋼材の大量輸出は、産業発展の政策に背いており、省エネや汚染物排出量の削減に不利である。このことから、中国は引き続き鉄鋼材の輸出の伸びを抑制していく」と、強調しました。
この報告書から、第一四半期に輸出された鉄鋼材が986万トン、鋼片が170万トンで、去年の同じ時期より3.4倍増になったことが分かりました。
鉄鋼業は、エネルギー消耗が全国の15%を占め、汚染物排出量は14%を占めていることから、こうした数値の削減は、重要な問題になっています。中国はこのため鉄鋼製品の輸出政策を大きく調整し、一部の鉄鋼材に対して輸出税優遇政策を取りやめたり、引き下げたりしました。(翻訳 朱丹陽)
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