中国国家品質検査検疫総局輸出入食品安全局の李元平局長は29日、北京で、「日本の『ポジティブ・リスト』制度が実施されて以来、中国の農産品の日本向け輸出量は全体的に増加の傾向にあり、今年の3月末までの輸出量は昨年の同じ時期に比べて3.3%伸びた」ことを明らかにしました。
世界で最も厳しい残留農薬基準と言われる「ポジティブ・リスト」とは、日本政府が食品の中の残留農薬の管理を強化するため、去年5月から導入した制度です。
李元平局長は、「この制度は内容が複雑で、基準が厳しいため、中国茶や生姜などの一部の中国原産の農産品の日本向け輸出に影響を与えた。今後は専門の輸出農産品安全管理システムを構築して、中国農産品の品質の安全レベルを高めていくことにしていく。と同時に、この基準がより合理的になるよう日本の関連部門と交渉を継続していく」と述べています。(翻訳:王小燕)
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