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米英首脳会談、同盟関係を強調
   2007-05-20 16:34:19    cri

 アメリカのブッシュ大統領は17日ホワイトハウスでイギリスのブレア首相と会談し、イラク問題でのこれまでの政策を確認し、両国の同盟関係を強調しました。

 会談後の記者会見でブッシュ大統領は「イラク、イラン、アフガニスタン、中東和平、ダルフール紛争などの問題をめぐり、ブレア首相と意見を交わし、多くの問題で共通した立場をもっている。ブレア首相は良い友人だ」と述べました。

 これに対して、ブレア首相は「テロ対策、イラク、アフガニスタンなどの問題でイギリスは無二の盟友として引き続きアメリカを支持していく」と語りました。

 イラク問題について、両首脳はいずれも「イラク戦争を開戦し、両国軍のイラク駐留を継続していることは正しいことであり、この決定を遺憾に感じることはない」とこれまでの立場を再確認しました。

 ブレア首相は「当面のイラク情勢と治安状況は厳しいものの、間違いなく改善の兆候がある」と語りました。

 ブッシュ大統領は「ホワイトハウスと民主党主導の議会は間もなく戦費支出問題で妥協し、イラクとアフガニスタンでの軍費を拠出するすることになる」と述べました。

 また、イランの核問題で両首脳は「イランが核兵器を保有してはいけない。イランの核兵器保有は世界平和の利益に合致せず、核開発計画を継続すれば、安保理で新しい制裁措置を取るよう働きかける」と警告しました。

 両首脳はまたエネルギーや地球温暖化対策についても意見を交換しました。

 ところで、イラク戦争などの問題でブッシュ政権に追随したため、イギリス国内でブレア首相への支持率は就任以来で最低となっています。

 支持率の向上を目指し、ブレア首相は温室効果ガス排出削減でブッシュ政権が約束するよう働きかけています。

 ブレア首相はすでに来月27日の退任を発表しており、今回のワシントン訪問は首相としての最後となります。

 ブレア首相はこの最後の首脳会談を通して、アメリカと特別な関係を維持することはイギリスにとって決してマイナスではないことを国民に示そうとしたものと見られます。

 この意を理解しているブッシュ大統領も「ブレア首相は良い友人で、戦略的思想家である」と高く評価しました。

 退任後の両国関係についてブレア首相は、双方が不動の同盟関係を維持し、テロ対策、エネルギー、気候変動、アフリカなどの問題で協力していくよう期待していることを明らかにしました。

 しかし、ブレア首相の退任に伴い、ブッシュ大統領は国際社会における「無二の盟友」を失うことになります。

 アメリカへの追随政策による支持率低下を受け、後任のブラウン氏はブッシュ政権と一定の距離を置くことになるだろうと見られています。(ジョウ)

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