パレスチナのイスラム原理主義組織・ハマスとパレスチナ民族解放運動・ファタハの武装勢力によるガザ地区での武力衝突は15日、一段とエスカレートし、15人が死亡しました。これは今年3月、パレスチナ民族連合政府が成立して以来、ハマスとファタハの衝突による死者の数が最も多い一日となりました。
国連のパンギムン事務総長は15日、「パレスチナ自治政府のアッバス議長と電話会談を行い、必要な措置を講じてすべての武力行為をやめることを求める」との考えを示しました。
アメリカ国務院のケシー副報道官もこの日、パレスチナ人には安全な環境が必要で、武力衝突を直ちにをやめ、責任を持って行動するよう各派武装勢力に呼びかけました。
湾岸協力委員会の6ヵ国の指導者も15日、サウジアラビアの首都リヤドで、各派武装勢力が直ちに武力をやめ、パレスチナ内部の団結と安定を維持するよう呼びかけました。
一方、パレスチナ自治政府のハニア首相はこの日の深夜、「ハマスとファタハは新しい停戦協定を結び、この日の夜から配置している各自の武装メンバーを撤退することで同意した」と語りました。これは13日以来、双方が合意に達した内容がまったく同じ3回目の協定となります。(05/16 翻訳者:劉叡琳)
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