中国と東南アジア諸国連盟（ASEAN）各国の相互理解や友好交流を深めるため、中国国際放送局（CRI）、広西ラジオテレビ局、広西ラジオ局、広西テレビ、香港フェニックステレビからなる「中国・ASEANの旅」共同取材団は11日、ミャンマーの首都ネビドーで、ミャンマー政府の数人の高官にインタビューしました。

　これら高官らは、「中国とミャンマーとの友情は歴史が長く、今後も双方の協力関係を強化していきたい」と話しています。

　ミャンマーのチョー・サン情報相は、記者のインタビューに答えた際、「中国とミャンマーは、友好的な隣国だけではなく、兄弟のような友情で結ばれている。現在、国際問題においても、また経済、政治など各分野においても、双方の協力はとてもいい時期にある。双方の指導者は、二国間協力について意見を交換した。両国はハイレベルから民間にいたるまで常に協力を行い、これによって、互いに利益をもたらした。特に、国際問題で中国が一貫してミャンマーの立場を支持していることに感謝する。ミャンマーも一つの中国の立場を堅持していく」と述べました。

　チョー・サン情報相は、まもなく中国を再度訪問しますが、両国のメディアの協力の強化について、これからも関係部門と討議していくことを明らかにしました。

　また、ウ・ミャオウ保健次官は、ここ数年、両国の保健衛生分野でこれまで収めた協力の成果を紹介し、「サーズや鳥インフルエンザなどの抑制とその他の分野における中国の経験を参考にしている。中国は、ミャンマーの保健衛生事業の発展にも貢献した」と述べました。

　ところで、ミャンマーは、「微笑みの国」とも呼ばれ、自然と文化の観光資源はとても豊かです。ここ数年、ますます多くの中国人がミャンマーを旅行しています。ミャンマーのソ・ナイン・ホテル観光相はによりますと、両国は、2000年に観光協力協議と関連の関係の覚書に調印し、また、2001年には双方による観光協力計画委員会を発足させました。両国の協力について、ソ・ナインホテル観光相は、「両国の貿易港は７つある。去年、ミャンマーを訪れた外国観光客のうち、中国雲南省からの観光客が一番多く、延べ４万2237人に達した。観光客はこれら貿易港を通って、ミャンマーに入ったのだ。このほか、空路を通じてミャンマーに来た中国の観光客が３万人近くになっている」と述べました。

　ミャンマーに入国した中国人は、観光客だけでなく、投資者も少なくありません。私たち共同取材団は、ヤンゴンとネビドーで、数人の中国の企業家と出会いました。これら企業家たちは、ミャンマーにおける投資の将来性を楽観視しています。これについてミャンマーのアゥントゥン商務次官は、「投資者にとって、ミャンマーは新しい投資先と言える。石油天然ガスや電力などの分野に対する中国からの投資を希望している」と語りました。（翻訳：藍）