中国の回良玉副首相は10日、「水利用の発展と改革の足取りを速め、経済や社会の発展に有力な支援を提供していく必要がある」と述べました。
これはこの日、現在及び今後の一時期の水利用の発展と改革について開かれた会議で述べたものです。回良玉副首相はこの中で、「各地区や各関係部門は大衆の利益にかかわる飲用水問題の解決に優先的に取り組み、水の供給や安全、洪水防止の能力を向上していくべきだ。また、水資源の合理的な利用や開発を強化する一方、都市部及び水を消費する重点企業の節水の取り組みを強め、水を効果的に節約できる近代的な灌漑農業と畑作農業の建設を強化する必要がある。そしてさらに、水資源の保護と汚染防止をより一層重視し、土壌流失の重点地区や生態環境に問題がある河川に対する総合的な整備を強化して行くべきだ」と述べました。
中国水利省によりますと、2007年中央政府は水利建設への投資額を296億元予定しており、安全問題を抱えるダムの改修や農村部の安全な飲用水の確保、大型灌漑区の節水工事などに利用することにしています。(翻訳:董燕華)
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