東アフリカのエチオピアの首都アディスアベバの市内に「エチオピア・中国友情大通り」があります。
3年前開通したこの道路は中国道路橋梁有限公司が短期間で工事を終了し、エチオピア国民から好評を得ています。
現在、エチオピアの道路整備で中国企業が活躍しています。
「エチオピア・中国友情大通り」がアディスアベバ市内の繁華街にあり、主要幹線道路となっています。
2003年12月に開通したこの道路は中国政府が支援したもので、施工期間は17カ月の予定でしたが、改修工事を請け負った中国道路橋梁有限公司は3カ月で工事を終えました。
これについて工事の責任者程騫マネージャーは「2003年エチオピアの道路局長と相談した際、私は『12月17日までに竣工させる』と言ったが、2004年の12月17日と誤解され、詳細に説明した後、局長は『不可能だ』と答えました。入札募集で施工期間を17カ月としていたが、我々は73日間で工事を終えました。もちろん、監査が入って、『欠陥がない』と確認された」と誇らしげに語りました。
以前の狭い土の道路は大きな幹線道路となり、工事が終えた後、エチオピアの国内メディアは「奇跡だ」とこの事業を評価しました。
運転手のエルミヤスさんは「エチオピアの請負建設会社は施行期間が非常に長い。しかし、この大通りは中国人が3カ月で竣工し、品質も良い」と語りました。
2003年、上海建設グループ、中国水利水力発電建設など中国の大手建築業者はエチオピア市場に進出し、以来、業務を急速に拡大しています。
エチオピア道路局によりますと、これまで8年間海外入札の道路工事のうち50%以上は中国企業が請け負ったということです。
エチオピア政府は5年間にわたる道路開発計画を実施しており、中国企業とは2549キロの建設契約を結んでいます。
また、この道路建設により、1万人以上にのぼる住民の雇用問題が解決されました。
エチオピアに駐在する中国の林琳大使は「2年前、中国企業の請負額は8億ドルだった。現在は17億ドルを超えた。エチオピアは現在大規模なインフラ整備を進めている。道路、発電所、通信、住宅、供水施設などの建設に中国企業は積極的に参入した」と話しました。
林琳大使はまた「エチオピアのメレス首相は中国の指導者や代表団と会った際、『エチオピアおよびアフリカの発展にとって中国の発展はチャンスである。中国企業がアフリカに進出し、エチオピアの建設に参入したことにより、工事の請負価格が低下し、我が国の振興、開発にも有利となった。私は中国人の勤勉さが非常に印象深い』と述べた」と語りました。(ジョウ)
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