アメリカとEU(欧州連合)との首脳会談が30日ワシントンで開かれ、双方は二国間貿易、イラクとイランの問題などをめぐって協議し、また、大西洋間の経済市場の統合を目指す内容の協定に調印しました。
アメリカのブッシュ大統領、EU議長国ドイツのメルケル首相とバローゾ欧州委員会委員長らがこの会談に出席しましたが、ブッシュ大統領は会談後の記者会見で、「アメリカとEUの関係は平和と繁栄を促進するための戦略の策定にとって大切であり、具体的成果をあげることにとっても重要だ」と語りました。
これに対しドイツのメルケル首相とバローゾ欧州委員長も、EUとアメリカとの協力の重要性を強調しました。
更に大西洋間の経済市場の統合を目指す内容の協定の調印についてブッシュ大統領は「これは、双方が貿易関税の取消しに力を入れていることを示しているほか、アメリカとヨーロッパとの密接な関係が双方の国民にとってプラスになることを意味している」と評価しました。(翻訳:姜平)
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