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フランス大統領選挙第2回投票、開始
   2007-04-28 16:28:14    cri

 フランス大統領選挙の第2回投票が27日に始まりました。第1回投票で敗北した中間派の民主連合党首・バイル氏を支持した人が、今回サルコジ氏に投票するのか、それともロワイヤル氏に投票するのかに注目が集まっています。バイル氏は1回目の投票で落選しましたが、それでも全体票の18%を集めました。関係者は、「今回決戦する2人の内、バイル氏の票を多く集めた方が大統領になる」と見ています。

 27日の新聞「ル・パリジャン」は国民アンケート調査の最新結果を発表しました。それによりますと、現在、国民運動連合党首のサルコジ氏の支持率は22日の53.5%から52%にまで下がっている一方、社会党のロワイヤル氏の支持率は46.5%から48%に上がっています。二人の支持率の差は縮小しています。また、落選したバイル氏の支持者のうち、47%はロワイヤル氏に、35%はサルコジ氏に投票しました。これは、バイル氏の支持者の動きが選挙の結果につながるという専門家の分析を立証しています。

 バイル氏の支持者を取り込むことがいかに大切か、サルコジ氏とロワイヤル氏は前もって、認識していました。22日の第1回投票終了後、サルコジ氏は、談話を発表し、治安の強化や企業所得税の減額、勤務時間の延長による収入増加の許可などを強調すると共に、党派を問わず、団結して国家の新しい夢を実現するよう全国に呼びかけました。

 一方、ロワイヤル氏は、「当選したら、いかなる党派や勢力にも束縛されない公正的な大統領になる」と強調すると共に、0中間派にもメッセージを送りました。さらに、バイル氏との公開対話を行い、社会党を支持してくれれば、民主連合党の議席を設けることを承諾しました。しかし、バイル氏は、どちらも支持しないと明らかにした上で、「サルコジ氏の改革はフランスにとって利益にならない。また、ロワイヤル氏は国の経済を発展させていくためのノウハウがない。どちらが大統領になってもフランスの経済と社会の発展にプラスにならない」と述べました。

 第2回投票でどちらが勝つのかまだ分りません。サルコジ氏にとって、バイル氏の支持者がロワイヤル氏を支持することは大きな打撃ですが、ロワイヤル氏も楽観できません。5月2日に行われるサルコジ氏とのテレビ討論は、彼女にとって、大きな試練です。テレビ討論は、今回、票を獲得するために重要な機会で、中間派の支持を得られるかどうかがかかっています。(翻訳:藍)

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