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IOCと北京五輪組織委 聖火トーチデザインとリレールートを発表
   2007-04-27 16:51:30    cri
 今日は国際オリンピック委員会と北京オリンピック組織委員会が第29回夏季オリンピック競技大会の聖火を運ぶトーチのデザインと聖火リレーのルートを発表したことについてお話します。

 IOC・国際オリンピック委員会と北京オリンピック組織委員会は26日夜、北京市内の中華世紀壇で来年開催される第29回夏季オリンピック競技大会の聖火を運ぶトーチのデザインと聖火リレーのルートを発表しました。

 北京オリンピック聖火リレーは「調和の旅 Journey of Harmony」をテーマとし、スローガンは「情熱を燃やし、夢を共有しよう Light the Passion, Share the Dream」となっています。

 今回のオリンピックの聖火リレーは、来年3月31日に北京を出発して五大陸を巡り、130日間掛けて海外の22の都市と中国国内の113の都市を通って8月8日にオリンピックの開幕式会場に到着します。距離は13万キロを超えます。

 聖火リレーについて北京オリンピック組織委員会の劉淇会長は「北京オリンピックの聖火リレーは通過距離と範囲および参加人数でいずれも近代オリンピック史上最大となる。我々はオリンピックの精神を世界の隅々まで伝え、オリンピックを推進することで中国国民の情熱を表す。また、リレールートの国、地域、都市の景観、文化や住民の姿を示し、国民の相互理解と友情を深める」と語りました。

 聖火リレーのルートは海外の22の都市のうち、古代のシルクロードが経由した11の都市を通ります。

 また、オリンピックの夏季大会がこれまでわずか2回しかアジアで開催されていないことから、今回の聖火リレーはアジアを重視して中国以外のアジアで15の都市を通過します。

 これについて国際オリンピック委員会のロゲ会長は「シルクロードは中国と世界の貿易の往来を象徴している。オリンピックの聖火はシルクロードを経由して五大陸をリレーする。これまで聖火が通過していない地域を通過して、民族、人種および宗教の異なる人々に友情と相互の尊重をもたらす調和の旅になる」と評価しました。

 今回のオリンピック聖火リレーは史上初めて世界最高峰チョモランマへの登頂が予定されています。登頂は来年の5月に行われることになっています。

 北京オリンピックの聖火を運ぶトーチは紙を筒に巻いた中国伝統の巻物のイメージを採用し、長さ72センチ、重さ985グラムで、上部に伝統の「祥雲(しょううん)」の文様をあしらい、下部には2000年前の漢の時代の赤色を採用しました。

 このアイディアについて聖火トーチのチーフデザイナー仇佳鈺さんは「オリンピックの聖火トーチリレーでどんなものがその意義を表現できるかと考え、中国古代の四大発明を連想した。そのうち、非常に有意義なものの一つは紙である。文明が記録される紙の製造技術を把握すれば、世界は進歩する。紙はそれまでの貴重な文明を一般の人々に伝えるものとして、"誰でも参加できる"というオリンピックや聖火リレーの精神にマッチする」と感想を語りました。

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