中国国務院報道弁公室、中国国家放送映画テレビ総局、外務省、中国対外友好協会及び中国駐在のASEAN 10カ国の使節と官員がこの日、北京ホテルで行なわれた発表会に出席しました。

　席上、中国国際放送局の王庚年局長は挨拶し、「『中国ーASEAN 協力の旅』大型ラジオテレビ取材活動は、中国国際放送局が2006年に行った『中国ーロシア友好の旅』の大型取材活動に次いで行うもう一つの共同取材活動である」として次のように述べています。

　「中国とASEAN諸国 は友好的な隣国であり、重要な戦略的協力パートナーでもある。我々はチャンスをとらえ、手を携えて、中国とASEANの互恵共栄の促進に強力な世論の支持を提供する。隣国と友好的に付き合うという中国の外交方針にのっとって、隣国が安定し、隣国を豊かにする政策を進めるために良好な国際世論を作り、中国ASEAN 関係の新しい一ページを開き、調和の取れた世界を建設するために貢献しよう」と述べました。

　広西チワン族自治区の責任者瀋北海氏は、「広西は中国とASEAN市場をつなぐ重要な中軸だ。地元の開放と協力を促進するに当たって、こうした大型の国境を越えた取材活動は大きな意義がある」として、次のように述べています。

　「今回の取材活動は中国、ASEAN 諸国及び世界各国に中国ーASEAN 自由貿易地域建設の協力プロセスを説明し、中国とASEANの 協力にサービスを提供する。これは、広西特に広西北部湾の経済地区の開発協力にとって重要な影響を与えるだろう」と述べました。

　香港衛星テレビの劉長楽行政総裁は「今回の活動はこれまでと異なって、地域の経済発展、特に地域の経済のかかわりを重点におくだろう」と述べました。

　今回の活動は国内の主要なマスメディアの注目を集めたほか、海外からの注目も集めています。北京駐在ベトナム通信北京支社の支社長は中国とASEAN の協力に希望を表しました。

　「ベトナムは中国との関係に重点をおき、今回の活動を充実させる計画を立てた。それには、その他のASEAN加盟国も含まれている。中国はASEANの隣国である。地域諸国間の関係を良好に発展させていくべきだ」と述べました。

　今回の活動は今月24日にスタートし、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ブルネイ、フィリピンの10カ国の35の都市を回る予定です。